今回ご紹介するのは「2015年の時計塔」です。
聞いたことないタイトルかもしれませんが、TYPE-MOONの魔術世界やFate/Grand Orderにも関わる要素が盛り込まれた作品です。
「2015年の時計塔」とは
「2015年の時計塔」は奈須きのこ先生の書き下ろし小説です。
初出は2014年にTYPE-MOON公式モバイルサイト「魔法使いの箱」で公開されたものですが、竹箒日記にてPDF版が配布されているので今は誰でも読むことができます。
「2015年の時計塔」が配布されている記事はこちら☟
「2015年の時計塔」のあらすじ
「月姫」「魔法使いの夜」寄りの世界で、ある人物が現代を守るために行動したことで、FGOの世界に至らなかった。
とある魔術師の死。
レフ・ウヴァルと蒼崎青子、ライノール・グシオンと蒼崎橙子の会合。
そんなとある世界での一幕が描かれています。
こちらはFGOリリース前に公開された小説であり、「冠位指定グランドオーダー」について触れられています。
家系が持つはじまりの命令。
魔術世界におけるもっとも崇高な血の掟。
一族が途絶えるまでその使命に殉じさせる、呪いじみた絶対厳守の誇り。
それが冠位指定ーグランドオーダーと呼ばれるものだ。2015年の時計塔p49
ある登場人物といい冠位指定グランドオーダーという設定といい、FGO開始時に「おっ」と思えるような仕掛けにもなっていますね(竹箒日記2015/8/14より)
私は「FGO」→「2015年の時計塔」だったので答え合わせみたいになってしまいましたが、当時「2015年の時計塔」を読んでからFGOを始めた方は一味違った感覚、楽しさを味わえたことでしょう。
2015年の蒼崎姉妹
蒼崎姉妹揃っての登場です。
橙子さんはエルメロイⅡ世の事件簿(2004年)では解除されていた封印指定を再度受けている模様。
青子は数年前に封印指定執行部を損壊させたとか…
やはりTYPE-MOON世界の魔術師の中で頭抜けて危険物ですね。
性格・生き方は真逆と言われるこの二人ですが、知人と会って開口一番「金貸して」とか、姉妹と比べられて口を尖らせたりと似たところもあるんですよね。
魔法使いの夜が1980年代後半。
空の境界が1995年~1999年。
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿が2004年。
今回の舞台は2015年。
この時系列から考えると彼女たちの年齢は40代中盤と思われます。
かたや自分と寸分変わらぬ人形を作る冠位人形師。
かたや最新の魔法使い。
あんまり見た目が変わってるイメージは湧かないなぁ。
橙子さんにいたっては「学生時代より若々しい」なーんて言われてますしね。
あと最後に姉妹でご飯に行くシーンが好きです(小並感)
私、わりとDDなんですが、
まほよプレイしてからというものの蒼崎姉妹熱が高まっている!
空の境界もちょくちょく観直しはじめました。
「2015年の時計塔」まとめ
とある魔術師と蒼崎姉妹の会合が描かれた、奈須きのこ先生書き下ろしの小説です。
FGOに関わる設定も盛り込まれているので、読んでみると第一部の見え方が変わってきます。
そして蒼崎姉妹に会いたい方はぜひとも読みましょう❗
「2015年の時計塔」が配布されている記事はこちら☟
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