本日は「Fate/Labyrinth」をご紹介します。
Fate/Labyrinthとは?
「Fate/Labyrinth」は「Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ」の外伝作品です。
フラグメンツと同じくシナリオ桜井光先生、イラスト中原先生のタッグ。
コンプティークで掲載された1~3話に、単行本書下ろしの4~6話、Epologueが収録された1巻完結物です。
フラグメンツの外伝ということで1991年東京聖杯戦争の終盤の沙条愛歌が主人公。
かと思いきやそうでもなかったり。
半分はノーマ・グッドフェローというオリジナルキャラクターの視点で描かれています。
ストーリーとしては特にフラグメンツ本編との繋がりもありません。
あくまで「サーヴァントとダンジョン攻略」という“もしも”を空想具現化した一冊です。
単品で気軽に楽しめます。
登場人物と舞台
メインキャラクターはこちら☟
Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツから沙条愛歌
Fate/stay nightからセイバー、キャスター、アサシン
Fate/EXTRAからアーチャー
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿からグレイ(とロード・エルメロイⅡ世)
そしてオリジナルキャラクターである迷宮探索専門家のノーマ・グッドフェロー
各作品のメジャーどころが集まり冒険する、特に沙条愛歌と女のアーサー王が出会うというのが外伝ならではの面白要素ですね。
舞台は「アルカトラスの第七迷宮」
死徒二十七祖の一人コーバック・アルカトラスが作り上げたとされる迷宮です。
アグリッパの惑星魔方陣に対応した構造になっており、幻想種などが徘徊しています。
階層を下るごとに敵や罠が協力になるといういわゆる「RPGのダンジョン」です。
その在り方を事件簿「冠位決議」の説明を借りて示すなた、“迷宮”より“迷路”の概念に近いのかな?
聖典トライテンを護るためのものなのか、はたまた他の目的のためのものなのは不明。
製作者も登場せず。
「Fate/Labyrinth」まとめ
蒼銀のフラグメンツの外伝「Fate/Labyrinth」をご紹介しました。
外伝という位置づけになっていますが、Fateを題材として企画作品みたいな印象です。
「サーヴァントとダンジョン攻略」という設定は面白いし新しい試みだったと思います。
EXTRAのダンジョン攻略はゲーム性としての側面が強く、主題はマスターやサーヴァント、BBやセンチネルとの対話だと思うので、意味合いが異なるかなと。
世界の裏側の優しい竜やワンルームマンションのような場所にいる青い瞳を持つ人といった他TYPE-MOON作品を知っているとわかるネタも散りばめられてたりします。
物語としての印象は薄かったなぁ…というのが正直なところ。
予備知識なしでも読める独立した作品として、気軽に読む分には良し!
特に詳しく触れたいところもなかったので、簡素な説明記事になってしまった。
「読んだことないよ~」という方は時間を持て余した時に手に取ってみてはいかがでしょうか。


本記事はFate/Labyrinth©TYPE-MOON 桜井光に関する内容を含みます。